昨年12月8日に実施した定期点検では、記事に書いたとおり、4段組みの架台の下から2段目と上から2段目の境目にある固定金具にはパネルに登らないと届かず、検査対象から外していました。理由は、点検者がモジュールを傷めないよう登って作業する方法が見つからなかったためです。
作業方法をどうするかが越年した課題だったのですが、アルミ製の足場の裏にゴムクッションを取付けた特製資材(左写真参照。Looop社営業の方がドイツの展示会で同様の用具が出品されていたとのことで、それを参考に自作し、自社発電所で問題ないかを実証されたもの)を持ち込み、本日、残っていた締付点検、増し締め作業を無事に行うことができました。この方法だと安心できました。探求すれば色々あるものです。今後のために弊社でも自作して常備する予定です。
下図が総合結果です。竣工から8ヶ月ほどしか経っていない第二発電所の方は227ヶ所(全体の31.5%)を増し締めし、14ヶ月経過した第一発電所の方はたった2ヶ所(全体の0.3%)の増し締めで済みました。